top of page
検索
執筆者の写真おかもと まきこ

苦しみを燃料に自分を超える


苦しみを燃料に自分を超える おはようございます 明日はいよいよ立春ですね 破壊と再生の神、シヴァの季節へ ときは巡ってゆきます 自分自身に変化と胎動を感じている あなたへ 最近、わたしの周りで起きている不思議なシンクロニシティ(共時性)について シェアさせていただきたく 興味のある方はおつきあいください それまでの自分の限界を超えるような 大きな変化がおとずれるとき 耐えられないような苦しみを味わった経験 ありませんか? 大気圏を脱出するような成長 古い殻を破る視野の拡大 世界の見え方が180度転換するような意識の変容 そんな新しい自分へ生まれ変わる飛躍が起きるとき 人は、まるで産みの苦しみのように 苦悩のトンネルを抜けるようです 長年親しんできた自分の殻、防衛、束縛は なかなかくずせるものではありませんね 大きな壁、試練にぶちあたり ゆれて、みだれて、荒れ狂って 今までの価値観や自己像が ガラガラとくずれ落ちる… その苦しみこそが巨大な推進力となって まるでロケットが宇宙へ飛び立つときに 大気圏を離脱するように 意識が新しいステージへと押し出される 不思議なんですが いま、ヨガセラピーのクライアントさんたちの中で まさにこんなトンネルを通り抜けている方々が複数いらっしゃって なぜか同時並行的に起きていて それぞれに具体的な状況は異なりますが 本質的なプロセスに共通点が多く シンクロニシティ(共時性)が起きているような印象です 「これは、わたしを前へ進ませている苦しみだと思います」 「この苦しさがあるからこそ、わたしは飛ぼうとするんです」 「この試練を楽しもうと決めました」 「まだ分からないの? もうわかったでしょ? と今回のことで背中を押されてる気がします」 こんなふうに、クライアントさん自ら 目の前の苦しみに前向きな意味づけをしてゆくのです その勇気と叡智に わたしは深く心をゆさぶられます 古代インドより伝わるヨガの智慧は 現象界をマーヤ(幻妄)と呼び マーヤは黒い暗幕に喩えられます 真理をおおいかくす幕=マーヤ 私たちはこの幕が映し出す物理的世界だけを 真実・真理だと思い込んでしまいがちですが じつは、目に見える世界は 心(マインド)が投影するイリュージョン(幻想)という側面があります その厚い幕を破る一穴 真理をかいま見ることのできる穴は じつは、苦しみという体験によってしか 開かれない 耐えがたい苦しみが マーヤの幕を破り 狭い自我を超えた自己(魂)との出逢いへと あなたを導いてくれる 自己との出逢いを通して人は目覚め 世界の見え方が一変し あなたらしく、凛々しい生き方へ 愛と智慧と勇気に満ちた新しい生き方へと 開かれていきます 深い呼吸とアーサナは 再びあなたのマインドが曇って 厚いマーヤの幕に閉ざされてしまわないように あなたを支える友として 自己との出逢いを支える道しるべとなって 暗い闇を照らす灯火(ともしび)となってくれるでしょう ………………………… 見られるものは、光(サットヴァ)、活動(ラジャス)、不活発(タマス)という質で作られ、元素と感覚器官で構成される これは、経験と解脱を目的に存在する   ヨーガ・スートラ 2章18節


閲覧数:37回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentarios


bottom of page