top of page
検索
執筆者の写真おかもと まきこ

「愛とは花、そして、その大切な種があなた」

更新日:2021年5月5日

 The Rose(Bette Midler)という曲をご存知ですか?  

 映画「おもひでぽろぽろ」の主題歌にもなったので、どこかで聞いたことのある方も多いでしょう。

 この曲を繰り返し聴くようになったのは、私が仕事依存状態にハマり、寝ても覚めても仕事三昧だった頃、日曜日に一人寂しく職場のデスクでコーヒーを飲みながらパソコンに向かっていたとき。

 ふと思い立ち、この曲だけが流れるようにCDを作り、なぜか1日中流していました。

 あの時は歌詞の意味を気にもとめず、BGMで流していたのですが…たぶん、私の無意識、心の奥にある〝たましい″が求めたのかもしれません。

 しばらくして歌詞の意味を知り、深く心が揺さぶられました。

 月ヨガテラスのホームページは、アナログな私が四苦八苦して自作したのですが、最初のページに「花のつぼみ」を選んだのは、この曲によるインスピレーションです。

 

 この「つぼみ」は私であり、あなたです。

 クライアントさん、一人一人が、この美しい「つぼみ」だと思っています。いつか、その人にしか咲かせることができない、その人らしい素敵な花を咲かせるのを待っている…

 たった一つの、大切なつぼみ。

 

 The Roseは月ヨガテラスのイメージソングです。私が勝手にそう決めているだけですが(笑)。ここで歌詞を紹介させてください。


Some say love it is a river

誰かがいう 愛は川のようだと


That drowns the tender reed

若くて柔らかい芽をのみ込んでしまう川のようだと


Some say love it is a razor

誰かがいう 愛は鋭い刃のようだと


That leaves your soul to bleed

魂を傷つけ、血を奪い去る刃物のようだと


Some say love it is a hunger

誰かがいう 愛は飢えのようなものだと


And endless aching need

永遠に満たされることのない渇望だと


I say love it is a flower

私はいう 愛とは花のようだと


And you its only seed

そして、その大切な種があなた


It's the heart, afraid of breaking

傷つくことを恐れている心


That never learns to dance

そんな心では、いつまでも踊ることができない


It's the dream, afraid of waking

目覚めることを恐れている心


That never takes the chance

そんな心では、いつまでもチャンスをつかめない


It's the one who won't be taken

誰のことも受け入れられない心


Who cannot seem to give

それでは人に与える喜びを知ることができない


And the soul, afraid of dying

死ぬことを恐れる心


That never learns to live

それでは生きることの意味を学べない


When the night has been too lonely

一人きりのとても長い夜、さみしくなったとき


And the road has been too long

そして、道があまりにも長すぎると感じたとき


And you think that love is only

また、愛は運や力を持った人間にしか


For the lucky and the strong

やってこないと思ったとき


Just remember in the winter

どうか思い出してほしい 凍えるような冬の


Far beneath the bitter snows

深い雪の下には


Lies the seed that with the sun's love

あたたかい太陽の愛を浴びるための種があり


In the spring becomes the rose

やがて訪れるだろう春に 薔薇という名の花を咲かせることを


 ジブリの「おもひでぽろぽろ」では、主人公のタエ子がひと夏を山形の農家で過ごし、帰りの汽車に乗り込んだとき、長らく閉ざされていた心の扉がふと開き、少女のような柔らかい心が彼女をいざない、<本当の自分>が望む行動へと力強く導かれるラストシーンで、この曲が流れます。

 人は大人になるとき、社会に順応しようと必死で努力する中で、あきらめ、達観、忍耐といったものを身に着け、子どもの頃に確かに持っていた、わくわくした心、冒険心、純粋さ、やさしさ、分かち合いたいオープンな心を、固く厚い殻で覆っていきます。

 この映画は、はじけるような夢や魔法を持っていた一人の少女が、成長する過程でその大切なものを忘れ、成人して憂鬱な日常を送っていますが、さまざまな人との出会いや経験に心をゆだねることで、<本当の自分>と繋がり、新しい生き方へと開かれていきます。

 まさに、この曲の主題にぴったりのストーリーでした。


 月ヨガテラスでヨガの前に流しているBGMが、この曲です。お気づきでしたか?





閲覧数:15回0件のコメント

最新記事

すべて表示

慰霊の季節

Comments


bottom of page