top of page
検索
  • 執筆者の写真おかもと まきこ

神とは、エネルギー


おはようございます


太古の波動と祈りを感じる旅②


今回は

宗像三女神の次女神たぎつひめのかみが

祀られている大島を

ご紹介させてください


たぎつひめの名は

〈滝〉、速い水の流れ

すなわち、海の潮流のエネルギーと言われます


ちなみに沖ノ島のたごりひめは

〈霧〉、海にただよう深い霧のエネルギー


ここ玄界灘は

複雑で速い潮流とたちこめる深い霧で

航海がむずかしく

エンジンも電子機器もない時代

毎日が生命がけの航海でした


たぎつひめを祀る中津宮は

港近くの小高い山に

東へ向かって鳥居が建ち


冬至の頃には夜明けの朝日がさしこみ

〈光の道〉ができることで有名


沖縄南部の聖地

玉城城(タマグスクグスク)の岩門も

冬至と夏至に朝日がさしこむ設計ですが


太古より太陽を崇拝してきた海の民に共通する信仰心を

ここでも感じました


中津宮は、七夕伝説発祥の地でもあります


境内に流れる小川の名は

〈天の川〉


天の真名井から湧き出す霊水が天の川にそそぎ


天の川のせせらぎをはさんで

織女社、牽牛社がひっそりと鎮まっていました


天女と人間の男性の惹かれあい

陽と陰のエネルギーの結びつきを感じつつ


たぎつひめのかみの荒魂を祀るという御嶽山へ


急坂の参道を登り

大島最高峰の山頂にそびえる神社にも

古代祭祀跡が残されていました


自然界の荒ぶるエネルギーに女神を感じ

祈り、感謝し、畏怖し

その陰陽のエネルギーを

分つことなく一体として受け入れ

つながることを通じて

海の民は勇壮に未知の海へ漕ぎ出したんですね


何ごとも

善悪、正邪、勝負など

すべてを二元的にとらえてしまう思考に傾きがちな私たち


その対立的思考が

私たちからエネルギーを奪っていることに

あらためて気づく旅


大島は宗像市の神湊から船で15分


88カ所の参拝所もあり

約700人の島民は漁業と田んぼ、畑を営み

厚い信仰心と祭祀、自然を守りつづけ

太古の波動がそのまま淡々と紡がれているのを感じました


機会があったらぜひ訪ねてください


最後までおつきあいいただき

ありがとうございます



閲覧数:35回0件のコメント

最新記事

すべて表示

一陽来復

bottom of page