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  • 執筆者の写真おかもと まきこ

無意識の領域へ


<無意識>の領域へ やんばるの森へ行ってきました 世界自然遺産に登録された 深い豊かな森です ろうそくの炎だけを 灯して 闇の気配 感じてみました ヤンバルクイナの鳴き声が聴こえます 絶滅危惧種ですが 意外に近くにいる気配 ときどき 遠くからふくろうの鳴き声 リュウキュウコノハズクです 夜の森は 無意識につながる世界 人の生活の場である平野は 顕在意識の領域 思考や言語が飛び交う 明るすぎる世界 その表面的な世界に 過剰適応し過ぎてしまうと 無意識の深い湖の底にたたずむ <本来の自分>を 見失ってしまうような気がします 顕在意識と無意識が 両極に分離してしまうと 無意識から 思わぬ逆襲を受ける  そんな怖さもあります このテーマを扱う小説で 特に印象的なのが 「ゲド戦記 〜影との戦い〜」  アーシュラ・K・ル=グウィン著             岩波書店 主人公の魔法使いゲドは 自分を執拗につけ狙ってくる究極の難敵が 実は自分自身の影であると気づき 最後はその影と一体となることで <全き人間>となって 物語(1巻)を終えます たまには 沈黙の静けさにひたって 無心になり 無意識の広大な世界に 身をひたしてみる そんなひととき 大切にしたいですね 顕在意識が<陽>なら 無意識は<陰> 陰陽の統合は 人格の統合や調和にとって 大切なプロセス ヨガや瞑想は そんなプロセスを助けて あなたを進化へ導く行法です 森が無意識なら 海は何だろう? と思いました 森で降った一滴の雨が小さな川になり 幾つもの支流が合流し 大河となって 海へ流れ込んでいく 最後にすべてを受け入れる海は 完全性 豊かさ 一体性 の象徴に思えました とすると 海は 意識と無意識のすべてを統合した 私たちの全体性を 象徴しているのかもしれません だから海を見渡すと 私たちの心は自然に 広々と大らかになれるんですね 風にゆれる炎 1/fのゆらぎの中で そんな直観をえました


ときには日常を離れて


無意識の森や全体性の海へ出かけて

自分の魂に触れてみませんか

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