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  • 執筆者の写真おかもと まきこ

そこに神はいるか


太古の波動と祈りを感じる旅③

いつもおつきあいいただき

ありがとうございます


昨日は小雨のなか

安芸の宮島へも足をのばしました


西日本の広島湾に浮かぶ小さな島の

厳島(いつくしま)神社


こちらも世界文化遺産で

知名度は宗像大社よりぐんと上がり

ご存知の方多いですよね


外国人をふくめ観光客でにぎわってましたが


主祭神は

宗像大社とおんなじ


たごりひめのかみ

たぎつひめのかみ

いちきしまひめのかみ


なんです


潮の満ち引きで表れたり沈んだりする

有名な大鳥居は

海の神の壮大なエネルギーを感じさせてくれますね


大潮だったので、干潮時には潮が引き

たくさんの方々が歩いて渡ってました


波の満ち引く海中に建つ

この鳥居も神社も、地中に柱を穿つことなく

ひとつひとつの柱を石の上に置き

すべて自分の重さだけで建っているというから驚きです


創建は推古天皇の593年

平清盛が厚く信仰して造営し

その後も、時の権利者が参拝するなど興隆を極めました


平安朝の優美な寝殿造や仏閣など

この神社が為政者たちから支持され

権勢を誇る拠点として重視されてきたことが感じられます


宗像大社がひっそりと荘厳な波動に満ちて

地元の方々がお一人で静かに参拝されていたのと対照的な雰囲気


三女神の、土着神としての面影

太古の自然崇拝の波動、エネルギーを継いでいるのは

宗像大社のほうではないでしょうか


陰も陽も

荒ぶるエネルギーも、おだやかで慈愛に満ちたエネルギーも

すべてを一体として受容し、感謝し、祈りを捧げる

躍動感あふれる信仰心


そこに

近代化されてゆく過程でエネルギーを削がれていった、人工的で束縛的なものにはない

生命そのものの豊かさを感じるのです


太古の人々の力強い生命の余韻

現代人が

今こそ取り戻してゆきたいforce


もちろん宮島は宮島で

壮大な景観美や建築美

ときの武将や権利者らの夢の跡…

そんな魅力に満ちていました


参道の名物、もみじ饅頭は

老舗の藤い屋さんでお抹茶とともに

とても美味しくいただきました


対照的なものをどちらも体験してこそ

気づきのインスピレーションが

降りてくるんですね

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