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  • 執筆者の写真おかもと まきこ

月ヨガだより №14

1日に1回だけ

自分に向き合う時間を作るとしたら

朝が一番です


ヨガセラピーの目的のひとつは

<生命エネルギーの調整>


現代人の多くは

めまぐるしく移り変わる外的現象に

心乱される日常に慣れて


余分なことにエネルギーを浪費し


過緊張や慢性疲労を抱えながら

そのことにも気づかずに

気力だけで頑張ってしまう場合もあります


突然のぎっくり腰

原因不明の頭痛やめまい

症状が転々と移り変わる心身の不調

憂鬱さや不安焦燥感などの気分の波


もし身に覚えがあるなら

もしかしたら

エネルギー調整が

うまくいっていないかもしれません


かけがえのない貴重な生命力を奪う

エネルギー漏れを防ぎ


新たな活力を取り入れて

心身を爽やかなエネルギーで満たし


与えられた貴重なエネルギーを

<何に対して向けていくか>

<何に対して使わないか、浪費しないか>


エネルギーを使う方向性を

自分自身で明確に定めていきます


あなたの人生を

周囲に流されず

凛々しく、自分らしく生き抜くために


あなたを乱そうとしてくるものに呑み込まれず


人生を自分の手に取り戻すために


朝の静寂なひとときを

エネルギー調整に最適な呼吸法

<ナーディ・シュッディ>で

過ごしてみませんか


いつもより少しだけ早起きして


窓を開けて風を通し

朝の空気を感じながら


静かに足を組んで座わり

吐く息とともに余分な力みを抜き

目を閉じて

呼吸を深めてみます


吐く息を細く長くゆったりと

4-7-8呼吸法で

呼吸をスローダウン


お気に入りのアーサナで

緊張と弛緩(刺激と解放)を繰り返して

身体を軽くほぐしながら


自分の意識を

呼吸と身体の感覚だけに集中

<今、ここ>に意識を向けていきます


ヨガセラピーは

目を閉じ自分の内側へ意識を向ける技法によって

外的な現象に翻弄された心を

<今、ここ>に引き戻し

マインドフルネスな状態へと

静かに誘導していきます


まさに

自分で自分に行う心理療法


呼吸操作によって自律神経へアクセスし

交感神経と副交感神経のバランスを整えていくと


不思議に

身体の緊張がゆるみ

心も安らかになっていきます


仕上げは

ナーディ・シュッディ(片鼻交互呼吸法)


数多くある呼吸法の中で

一番有名なプラーナヤーマ(調気法)


右手でナーシカー・ムドラーを作り

右手の親指で右鼻を押さえてふさぎ

まず左鼻から完全に息を吐いて始めます


吐き切ったら左鼻から吸息し

吸息と呼息の変わり目の状態を1秒ほど楽しみ

その状態を少しづつ長く保てるようにして

次に右鼻からゆっくりと吐きだすために

左鼻を右手の薬指と小指で押さえて閉じます

右鼻から吐き出したら

次に吸息へと変わる直前の状態を意識化し


その後にゆっくりと右鼻から吸息します

その後

右手の親指で右鼻を押さえて

左鼻から呼息します

呼息後も1秒ほどゆったりと

変わり目の状態を楽しみます


片鼻ずつ交互に呼吸を繰り返すことで

鼻の通りをよくし左右の気道の機能を高め

自律神経の交感神経と副交感神経のバランス

生体恒常性(ホメオスターシス)を整えてくれる呼吸法


自律神経が変化すると

心も安らかになっていくことを

味わっていただけるでしょう


ストレスが身体症状化している方も

この呼吸法を行うことで

症状が和らぎ

症状の背後にある

ストレスへの気づきを深めてくれる

不思議な呼吸法


わたしは実体験から

<万能の呼吸法>と呼んでいます


朝のエネルギー調整で

身体と心を整えたら


さあ、今日という一日

あなたらしく素敵に過ごせますように…


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