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執筆者の写真おかもと まきこ

月ヨガだより №13


心が澄みわたって

おだやかな<覚悟>が生まれるとき

人の心に

パワーが生まれます

今日は新月

自分の心と

深く向き合うチャンス

<天体の動きと人間の心には

深いかかわりがある>

と聞いて

あなたはどう感じますか?

そんなバカな…

と笑いますか

鈍感だった頃のわたしは

まったくピンときませんでしたが

毎日ヨガや瞑想をするうちに

「心の波が静まりやすい時間帯がある」

と気づきました

新月

満月

日没

夜明け

周期的にやってくるこの節目は

少なからぬ影響を

私たちの精神に与えます

ヨガセラピーの

呼吸法やアーサナ(ポーズ)は

心の波を静めて

心身を安らかにするために

科学的・合理的に開発された行法ですが

禅の修行

般若心経のようなお経

マントラなども

すべて根っこは同じ

熟練者の場合

呼吸法やマントラ(お経)によって

雑念や邪念を鎮めて

自分の脳波を

アルファー波やシータ波の状態に

スムーズに誘導できます

そんなヨガ行者や仏教の修行者も

大変な努力をして

心の波に立ち向かうのですが

やはり天体の影響を考慮して

夜明け前や夕暮れどきの時間帯

瞑想や修行に力を入れるようです

なぜ

新月に<誓い>を立てるのか

それは

天体のパワーの助けを得ながら

乱れ散る心を静め

澄み渡った心で自分に向き合い

本当の望みに気づいて

一歩を踏み出すため

残念ながら

日常生活に没頭して

千々に乱れている私たちの心は

散漫で

にごっていて

自分自身の内面に

気づきにくい状態です

なんとなく流されて

ぼーっと生きている

目の前の欲望を満たすこと

とりあえず生活を成り立たせていく

それだけで精一杯

いろいろ知識を得て

変わろうと努力しているけれど


自分で決めたことを守れない

行動できなくて困っている

という方も少なくありません

ヨガがめざす心の清浄は

欲望や嫌悪

プライド

怒りや自己否定感

そんな陰性感情と自分を

一体化することをやめ


これらの感情の存在に

まずは気づき

あるがままに受容して

味わってあげて

少しづつ手放していくことで

私たち本来の安らかな性質


静けさ

調和

慈愛


そんな意識を

思い出していきます

そして

心が澄みわたったとき

驚くような精神集中力

感覚器官の制御力

といったパワーが

内側から湧き出してきます


否定的なものに引きずられて

エネルギーが浪費されないようになると

本来のエネルギーを

大切なことに集中できる


「心の清澄さから

喜び、一点集中の状態、

感覚の制御、自己を知る準備が生じる」

ヨーガ・スートラ2章41節

ヨガのバイブル〈ヨーガ・スートラ〉は

心の浄化によって

自分の心と向き合う準備ができる

と伝えます

そのとき人は

本当の自分に気づき

偽りの思いや錯覚に惑わされることなく

生まれ変わったように

生き方や在り方を

変えていきます


そんな人に出会うと

直観で感じます


おだやかな覚悟

清々しさ

凛々しさ

精妙な波動が伝わってきて

ハートがあたたかくなります

ヨガは精神の変革を起こす

〈心の科学〉〈魂の科学〉

心の浄化は

一日で成し遂げられるものではありません

私にとっても

一日一日の出来事や出会いは

すべて大切な試練、学び

例えるなら

それは頂上が見えない登山

いつか頂上に辿りつくことを信じて

一歩ずつ前へ

あきらめず、希望を抱きつづけて

心の波を扱うのは

とてもとても難しく、苦しい

だからこそ

太陽と月の周期という

天体の力強いパワー

借りてみませんか


天体からあなたへのメッセージに

耳を傾けてみませんか

あなたにとって

今日が特別な夜になりますように…


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