再び新月が巡ってきました
ゼロポイント
生まれ変わり
脱皮
再スタート
やぶるのは、終わらせたいのは
なんでしょうか?
長年染みついてきた価値観だったり
信念、主義、生き方だったり
習慣、人間関係だったり
自分らしさという束縛だったり
それとも
弱さ、あきらめ、むなしさでしょうか
人によって
さまざまですね
いずれにせよ
創造→維持→破壊のサイクルという
宇宙の黄金律のもと
私たちはつねに変化し
脱皮して
破壊によって新たな創造を繰り返しながら
進化してゆく存在
変わらないものは、魂(プルシャ)だけ
すべてを沈黙のうちに観照している
永遠不滅の純粋意識だけは
変化せず
私たちのハートに
ひっそりとたたずんで
すべてをあるがままにながめています
肉体をまとって現れた私たちは
この変化してやまない現象界に一度は没入して
自分の本質が
変化することのない魂であることを完全に忘れ去り
さまざな体験と苦しみを通して
肉体やマインド、自我の束縛から
少しずつ自由になって
再び魂に出逢ってゆきます
………
避けなくてはならない苦の原因とは
見るもの(魂、プルシャ)と
見られるもの(肉体やマインドや現象界)の結合である
ヨーガ・スートラ 2章17節
見るものは純粋な意識である
それは観照するという現象の形を帯びているように見えるが
実はなんの影響も受けていない
ヨーガ・スートラ 2章20節
………
自分だけにフォーカスする自我や利己心を離れて
他の生命とつながる魂という故郷へ
還ってゆくのが
光の道
現象界への没入と
魂への帰還
束縛と解放
行ったり来たりを繰り返しながら
やがて光に満たされて
この肉体とマインドをまといながら
肉体やマインドと現象界を楽しみ使いこなしながらも
肉体やマインドと現象界に囚われることなく
調和と至福の境地へと
だれもが歩んでいきます
………
解脱したプルシャに関する限り
見られるものは消滅する
しかし、他のまだ束縛されている人にとっては現れたままの状態である
ヨーガ・スートラ 2章22節
………
現象界への没入に完全に満足しているだけの生活は
一見苦しまず
恵まれているように見えながら
魂との出逢いから遠ざかり
目醒めることなく
一生は矢の如く
過ぎ去っていってゆく
苦しみという扉の向こうにある
あなたの目醒め
光へ向かおうとする目醒めを
新月がひっそりと、見下ろしています
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