おはようございます
久しぶりの太陽がうれしい朝ですね
今回は、ヨガセラピーをおこなうときのお約束について
◇あせらない
◇がんばらない
◇別な自分になろうとしない
この3つを
とても大切にしています
どんな呼吸法もアーサナ(ポーズ)も
焦ってがんばったとたん
呼吸が浅く乱れて
身体に緊張が走ります
だからゆったりと
自然のままに
淡々と…
…………………………
興味のある方はぜひ
読み進んでみてください
アーサナは安定していて、なおかつゆったりしたものでなければならない
ヨーガ・スートラ 2章46節
障害とは心の迷いのことであり、病気(生活習慣)、無気力、疑い、不注意、怠慢、渇望、妄想、新たな境地を見出せないこと、心の不安定さ、これら九つの障害が乱心の原因となる
ヨーガ・スートラ 1章30節
障害によって、苦悩、失望、体の不安定さ、呼気と吸気の乱れが生じる
ヨーガ・スートラ 1章31節
…………………………
もっとポーズが上手になりたい!
身体を柔軟にしたい!
早くいろんな技法をマスターしたい!
そんな〈渇望〉が焦りとなって心を乱し
呼吸が乱れ
身体を固くしていってしまいます
心の速化呼吸の乱れ肉体の乱れ
というスパイラル
すべての始まりは
別な自分になろうとして
自分で自分を追い込む、心の暴走
そこで大切なのが〈離欲〉、
欲を手放すことです
これらの心のはたらきの止滅は
実践と離欲によって起こる
ヨーガ・スートラ 1章12節
◆実践とは
呼吸法やアーサナなど、心のはたらきを止滅し
その状態にとどまるための努力
◆離欲とは
あらゆることへの欲望や執着を手放すこと
実践と離欲は
陽と陰
積極性と受容性
努力と手放し
動と静
一見相反するこの二つを
絶妙なバランスで統合したときに
心は静まり、安らかになってゆきます
セラピーでは
この陽と陰の統合のプロセスを
丁寧にたどっていきます
ゴールは自由と解放の境地
ヨガのバイブル
ヨーガ・スートラの教えは
きわめてシンプルです
ヨーガ・スートラは
心の暴走という束縛を脱して
人類を自由と解放へ、
さらなる精神性の進化へ導くために
編纂されました
自由と解放への近道は
あせらない
がんばらない(がんばりすぎない)
別な自分になろうとしないこと
強いて言えば
別な自分になろうとせず
あるがままの自己の本質にとどまることに
エネルギーを注ぐ
ここに意識を向けます
これは
ぼんやりと何もしない、
という状態では決してありません
淡々と目の前のことに集中することに
エネルギーを注ぎます
自分流の修行でもスポーツでも芸術でも
忘我の境地で淡々と取り組むひとは
とても行動的
執着心や邪心がないので
エネルギッシュで清々しいのです
そんな方たちはまさに
実践と離欲のマスター
存在や生き様そのものが
周りの人に勇気を与えてくれますね
カルマ・ヨーガがめざす境地です
欲や利己心から頑張るのとは
エネルギーの向け方が真逆なんですね
不自然から自然へ
不調和から調和へ
エネルギーの使い方を変える
舵を切る
あなたがもし
生きることに息苦しさを感じているなら
そろそろ不自然な努力を手放して
ゆったりと、自然のままの自分に
くつろいでみませんか?
最後まで読んでくださり
ありがとうございました
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