花は花としてわらいもする
人は人として涙もながす
それが自然のうたなのさ
〜花/喜納昌吉
わたしを沖縄へ呼んだ歌
この詩に吸い寄せられるように
いつのまにか移り住んでいました
今日は新月
夏が過ぎ去ってゆく新月です
涼しげな風が
しずかな変化を運んできました
灼熱の太陽の季節から
やわらかな月の光が心に染みる秋へ
今日の新月ヨガのテーマは
<自然のままに、ゆったりと>
新月は本来、自分らしい希望や目標へ
行動計画を立てることが多いのですが
今回は
あらゆる希望、目標、期待、義務は
いったんわきにおいて
努力も焦りも流し去って
あるがままに、自然のままに
自分自身の内にゆったりくつろぎます
なにも評価せず、解釈せず
区別も意味づけも、すべてたな上げ
出来事は自然に起こるがままに
心は感じるままに
すべてを沈黙のうちに受け入れて
川の流れに身をゆだねて
川とともにくつろぎながら
ただよってみる
そんな心のあり方(being)を大切にしたいときも
ありますよね
このスピ―ドと競争と苦しみに満ちた世界を
気力で生き抜いてきたあなた
暴走気味の思考をゆるめて
<自分ではないものになろう>とする努力を手放して
自分自身の内なる本質にくつろぎ
こわばったハートを開くと
かわいた砂に染みこむように
静かな安らぎ、昔なつかしい温かさ、豊かな感性が
心をうるおしてくれます
だれからも奪われない
がんばって手に入れる必要もない
永遠の、本物の幸せは
自分自身の内側にいつも存在していることを
ヨガセラピーで思い出していきませんか
…………………………
グナが目的を失って根源へと戻れば、
そのとき独存が起こり、
純粋な意識が本来の姿のうちに安住する
ヨーガ・スートラ 4章34節
最後まで読んでくださり
ありがとうございます
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