秋は瞑想の季節です
◇マインドフルネス(心観)瞑想
◇ヴェーダ瞑想
◇意識化範囲拡大の瞑想
目的に応じて
いろいろな瞑想法があります
春から夏にかけて
怒涛のように通り抜けた体験を
ひとまず立ち止まって振り返り
ぐちゃぐちゃなまま放置している感情
もやもやしている葛藤
向き合いたくない課題
そんなものに向き合ってみるひとときを
過ごしてみませんか
◇マインドフルネス瞑想
まずは自分の心に意識を向けて
思考や感情など、ありのままに眺めてみる
空を眺めるように、流れる雲を眺めるように
価値判断や解釈はせず
ただあるがままに気づき、味わうことが大切
物質中心主義の現代は
目に見える現象に心を奪われ過ぎて
自分の心に気づけない方が増えているので
瞑想の入り口はこのマインドフルネスで
気づきを深めます
◇ヴェーダ瞑想
古代インドの聖典が伝える智慧の文言を学び
その意味に熟考して
自分の体験や過去の記憶を振り返りながら
その熟考を無意識の次元にまで広げて
自分の心の捉え方を修正していく
認知の自己変容のプロセスです
この内省のポイントは
<自我>という顕在意識だけで行う日常の思考とは違って
無意識も含めた全体の中心<自己>によって行うこと
深い瞑想状態の中で
分析や熟考がやがて直観(閃き)から確信に変わり、
「そうだったのか」という悟りへとつながります
自分に厳しく、自分自身に徹底的に向き合う
自分を変えるための瞑想法
ヴェーダ瞑想を継続していくと
日常生活そのものが深い瞑想(ニディディヤーサナ)
になっていきます
◇意識化範囲拡大の瞑想
自分の意識をこの小さな肉体から抜け出して
大空へ、海へ、宇宙へと広げていきます
光や風と一体になって溶け合うとき
星たちと一体になって輝くとき
宇宙との一体感を感じるとき
私たちの心は、自由、解放、歓喜にあふれます
胸が温かくなる方もいます
この広がっていく世界に
なぜか懐かしさを覚えるのは
私たちが昔、そんな意識状態だったことを
どこかで覚えているからかもしれません
この小さな肉体を自分自身だと勘違いして
小さな悩みに囚われ、苦悩していることに気づくとき
まるで視界が開けてように
闇のベールがはがされたように
世界が変わります
<わたし><自我>という錯覚が
欲望や利己心、疑いを生み
他者や他の生命との断絶を生み
分離や孤独の中で
私たちは苦しみに陥っていきます
意識化範囲を拡大する瞑想をすることで
大いなるものと一体になる感覚を味わうと
私たちは<信じる心>を取り戻し
再び肉体に戻ったとき
これまでの悩みや苦しみを
別の視点から眺めることができます
瞑想のやり方やテーマは人それぞれ
タイミングも人それぞれ
その方の変化や成長にあわせて
ベストなタイミングが自然に訪れます
瞑想という手法を通さなくても
ヨガセラピーだけで驚くような変容を遂げる方もいます
すべてに<時>がある
通る道も人によって数えきれないほどあっていい
時に適った出逢いや体験にこそ
奇跡的な変容が訪れます
セラピストは
信じて待つ
温かく受容して見守る
そのことに意識を集中していきます
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