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執筆者の写真おかもと まきこ

秋の夜長の瞑想法 月ヨガだより №11


秋は瞑想の季節です


◇マインドフルネス(心観)瞑想

◇ヴェーダ瞑想

◇意識化範囲拡大の瞑想


目的に応じて

いろいろな瞑想法があります


春から夏にかけて

怒涛のように通り抜けた体験を

ひとまず立ち止まって振り返り



ぐちゃぐちゃなまま放置している感情

もやもやしている葛藤

向き合いたくない課題


そんなものに向き合ってみるひとときを

過ごしてみませんか



◇マインドフルネス瞑想


まずは自分の心に意識を向けて

思考や感情など、ありのままに眺めてみる

空を眺めるように、流れる雲を眺めるように

価値判断や解釈はせず

ただあるがままに気づき、味わうことが大切

物質中心主義の現代は

目に見える現象に心を奪われ過ぎて

自分の心に気づけない方が増えているので

瞑想の入り口はこのマインドフルネスで

気づきを深めます


◇ヴェーダ瞑想

 

古代インドの聖典が伝える智慧の文言を学び

その意味に熟考して

自分の体験や過去の記憶を振り返りながら

その熟考を無意識の次元にまで広げて

自分の心の捉え方を修正していく

認知の自己変容のプロセスです


この内省のポイントは

<自我>という顕在意識だけで行う日常の思考とは違って

無意識も含めた全体の中心<自己>によって行うこと

深い瞑想状態の中で

分析や熟考がやがて直観(閃き)から確信に変わり、

「そうだったのか」という悟りへとつながります


自分に厳しく、自分自身に徹底的に向き合う

自分を変えるための瞑想法


ヴェーダ瞑想を継続していくと

日常生活そのものが深い瞑想(ニディディヤーサナ)

になっていきます


◇意識化範囲拡大の瞑想

 

自分の意識をこの小さな肉体から抜け出して

大空へ、海へ、宇宙へと広げていきます

光や風と一体になって溶け合うとき

星たちと一体になって輝くとき

宇宙との一体感を感じるとき

私たちの心は、自由、解放、歓喜にあふれます

胸が温かくなる方もいます

この広がっていく世界に

なぜか懐かしさを覚えるのは

私たちが昔、そんな意識状態だったことを

どこかで覚えているからかもしれません


この小さな肉体を自分自身だと勘違いして

小さな悩みに囚われ、苦悩していることに気づくとき

まるで視界が開けてように

闇のベールがはがされたように

世界が変わります

<わたし><自我>という錯覚が

欲望や利己心、疑いを生み

他者や他の生命との断絶を生み

分離や孤独の中で

私たちは苦しみに陥っていきます


意識化範囲を拡大する瞑想をすることで

大いなるものと一体になる感覚を味わうと

私たちは<信じる心>を取り戻し

再び肉体に戻ったとき

これまでの悩みや苦しみを

別の視点から眺めることができます




瞑想のやり方やテーマは人それぞれ

タイミングも人それぞれ

 

その方の変化や成長にあわせて

ベストなタイミングが自然に訪れます

 

瞑想という手法を通さなくても

ヨガセラピーだけで驚くような変容を遂げる方もいます


すべてに<時>がある

通る道も人によって数えきれないほどあっていい

時に適った出逢いや体験にこそ

奇跡的な変容が訪れます


セラピストは

信じて待つ

温かく受容して見守る


そのことに意識を集中していきます


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