
真夏の陽気にひそむ邪気
〜魔除け、祓え、浄化〜
明日は新月です
真夏の夜の新月ヨガ
今回、わたしのテーマは
<邪気払い>
灼熱の陽気から闇が生じ
陽極まりて陰となる
白黒の逆転
どうも疲れやすい
体が重い
どんよりする
そんなときは一度、立ち止まって
心と体に耳を澄ませてみませんか
まずは呼吸法とアーサナで心を静めて
自分のなかに
あるいは自分のまわりに
どんな邪気がひそんでいるか
あるがままに観察してみましょう
…………………………
沖縄は
知る人ぞ知る<魔除け王国>です
どの家にもシーサーが飾られ
街の十字路には<石敢當>
門と母屋の間をしきるヒンプン
門扉に水字貝、クモ貝、シャコ貝…
藁やイトを十文字に結ぶサン
浄化力の高い海水塩を入れたマース袋
古来、島人は
邪気や災厄の侵入を防ごうと魔除けを飾り
それが今も生活に息づいているところが
沖縄のすごいところ
島人は悪霊や疫病、邪気などの宿った風を
<悪風 ヤナカジ>と呼んで恐れ
さまざまな魔除けを作りましたが
実は
これらの邪気が最も苦手とするのは
魔除けよりもむしろ
<清浄な心身>
<掃除の行き届いた家>
なんだそうです
逆に最も好むものは
<孤独に陥った魂>なのだとか…
「風に聞いた話〜竜宮の記憶〜」
三枝克之著、角川書店
…………………………
<邪気をはらう>大切さは
ヨガのバイブル<ヨーガ・スートラ>でも
くり返し語られています
清浄、知足、苦行、自己の探究、至高の存在への祈念が勧戒である
ヨーガ・スートラ 2章32節
清浄であれば、自分の体は守られ他人に汚されることはない
ヨーガ・スートラ 2章40節
非暴力を確立した人がいるところでは、すべての敵意はやむ
ヨーガ・スートラ 2章35節
邪気は
大きくわけると2種類
ひとつは
自分自身の心の内から生まれる邪気
〜不安、焦り、恐れ
周囲に対する、あるいは自分に対する否定的な感情
もうひとつは
他人や外から自分に向かってくる邪気
〜他人から自分に向けられる否定的な感情
〜状況がつくる物理的に避けがたい負の影響
意外に難しいのが
自分で自分を否定する邪気を払うこと
なにかショックなことがあって落ち込むと
自己否定の邪気にのみこまれやすいです
特に疲れてエネルギー不足のときは要注意
自分の邪気が自分を傷つけていることに気づけたら
そんな心の癖を変えていけます
一方、ヨガが深まって
自分の邪気をうまくコントロールし
心が浄化されてゆくと
後者の邪気
つまり他者との関係を通して
他者から投げかけられる心の波(邪気)に対して
どう向き合っていくか
それが大きなテーマになります
プライベート・ヨガセラピーでも
人間関係を通して受ける邪気をどう払っていくか
よく話題になりますね
ヨガで心が素直にオープンに
直観が研ぎ澄まされてゆくと
他者の邪気にも敏感になるので
とてもつらい思いをするんです
ひどいとエネルギーを吸い取られて
心身ともに消耗してしまいます
邪気に反応しないように
心を乱されないように
負の波にのみこまれないように
そのヒントが次の経句
心の清澄は、他人の幸福への親しみ、不幸へのあわれみ、徳への喜び、不徳への無関心を抱くことで生じる
ヨーガ・スートラ 1章33節
<不徳への無関心>とありますが
他者の不徳
すなわち他者があなたに向ける否定的な感情(邪念)に対して
無関心でいなさい
ということ
簡単に書いてありますけど
これがかなり難しい
でも大丈夫
一歩一歩前へ進み
心を浄化しながら
心の清浄を保つ<強さ>や<活力>を身につけ
自分や世界への<信頼 シュラッダー>をつちかってゆくと
やがて他者の邪気が
そのへんに転がってる石っころのように
ああ、そこにいたのね…
という感じに気にならなくなり
たとえ気にかかったとしても
すぐに流していけます
私の経験では
邪気を払う最もパワフルなアーサナは
太陽礼拝!
邪気をかるがるとのみこんでゆく
太陽のすべてに満ち渡る光
無限のパワー、大らかさ
叡智、調和、慈愛
太陽があなたの内に眠る力を引き出して
あなたの強さを思いださせてくれますように…
最後まで読んでくださり
ありがとうございました
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〜ムーンサイクルヨガ
7月29日(金)新月ヨガ
キャンセルがあり、1席のみ空きがございます
参加希望の方はLINEまたはDMでご連絡ください
8月27日(土)19時〜 新月ヨガ
参加者募集中!
※8月の満月ヨガはウークイのためお休み
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