いま、何に一番困っていますか?
と問いかけると
<ばくぜんとした不安>
と答える方が
とても多いです
この不安の正体って何でしょうか?
感染症の時代
繰り返される争いや衝突
資源の奪い合い
終わりのない競争…
創造→維持→破壊→再生
という宇宙サイクルから見ると
時代はいま
明らかに<変化>を迎えています
すなわち破壊から再生へと向かう
新しい時代
そんな時代の節目にあって
人類の進化とヨガという
古くて新しいテーマをあなたへ
正体不明の不安を作り出す<心の暴走>に
のみこまれないように
しっかりと前を見すえて荒波を乗りこえ
心安らかに
凛々しく生き抜いていくために
…………………………
◇うまくいかなかったらどうしよう?
〜未来
◇あんなこと言わなければよかった
〜過去
◇どんな風に思われただろう…
〜他者の心の内
考えたくないのに次々に湧いてくるグルグル思考
その内容は、だいたいこの3つ
心が<今、この瞬間>を離れて
未来、過去、他者の心の内へ引きずられたとき
それは邪念となって
心的エネルギーを消耗させます
思考とセットで湧いてくる
不安、焦り、落胆、疑い、恐れなどの
否定的な感情もやっかいですね
普通の人間で自動的に生じる思考は
1日に6万回以上
その大半がネガティブな想念と言われています
まさに、<心の暴走>
あなたはどんな風に対処していますか?
筋肉の場合
動かそうと思って動かし
休めようと思ったら静止できるのに
心は勝手におしゃべりを続けて
宿主を苦しめます
人類は進化の過程で脳を巨大化させ
地球上で他の生物を支配する地位を得ましたが
いま、この発達した脳のはたらきが
人を苦しめ、余計な衝突を生み
さまざまな病気や争いなどの不調和を
生み出しています
恐竜は
進化の過程で体を巨大化させすぎて
地球環境の変化に適応できませんでしたが
残念ながら人類も
脳の巨大化によるデメリットのほうが
最近は目立つような気がしますね
人類の進化にたちはだかる
<心の暴走>に歯止めをかけて
もっと調和的に進化していけるように
古代人が生み出した智慧が、ヨガなのです
◇余計な想念(邪念)を静めたい
◇必要なときに集中して思考を使いたい
◇感情の波をコントロールしたい
◇心安らかに穏やかに過ごしたい
こんなふうに感じているあなた
ヨガセラピーで心の暴走にブレーキをかけてみませんか?
数千年前より古代インドで引き継がれてきた
ヨーガ・スートラ
バガヴァッド・ギーターには
暴れ馬のような心という魔物の特徴について
科学的・哲学的に分析・解説されています
心という難敵をコントロールするには
まず敵を知ることが大切ですよね
月ヨガテラスのヨガセラピーは
こうした経典のメソッドにもとづく瞑想的運動療法です
呼吸を通して心のはたらきを静めて
呼吸を通して脳・心・肉体のつながりを回復し
呼吸を通して脳・心・肉体をあるがままに観察し
自分の全体性に気づきながら受容し
最終的には自己制御できるように
自由と安らぎに満ちた境地を味わえるように
しなやかで豊かな精神力をめざしてゆきます
…………………………
太古の昔
人は必要な時のみ考えて
その他の時には<止滅の心(ニローダ・チッタ)>で
自然界のリズムに自我を溶かし
至福と安らぎとともに生きていました
時を経て
物質主義や富の蓄積が進むと
人は自然から離れ
常に何かを考えている<一点集中の心(エーカーグラ・チッタ)>へと
変化しました
さらに時代が進むと
大多数の人は集中力を失って
<散漫な心(ヴィクシプタ・チッタ)>へと変化
つねに混乱し、揺れる心に悩まされる状態です
そして現代社会にあって
人は自分の肉体、富、外見、家族のことだけで頭がいっぱい
気まぐれに移り変わりゆく物質的な現象に引きずられ
心は虚栄心や利己心で占められるようになりました
この状態を<惑わされた心(ムーダ・チッタ)>
というそうです
現代にあってヨガや瞑想に取り組もうと思う人は
<散漫な心>の持ち主といわれます
ヨガや瞑想は散漫な心を<一点集中の心>へと磨き
やがて自然界と調和した<止滅の心>へと導いてくれます
残念ながら
<惑わされた心>の持ち主は
物質以外のことに関心を示さないため
ヨガに出会うこともないと言われますが…
そんな方は
物質界でまず欲望のままに生きて
一定の体験を積んで
さまざまな感情を味わう必要があるそうです
そして一定の経験を経たあとに
物質界の背後にあるものを知りたいと
心から求める段階が来たとき
ベストなタイミングで出逢い訪れます
最後に、ばくぜんとした不安について…
たしかに今
物質次元では厳しい時代といえますが
人類の精神性がより高みへと進化し
利己心や狭い自我意識から脱して
地球上のあらゆる生命と調和しながら
超精神の領域へと進化してゆくプロセスととらえると
さまざまな困難も
産みの前の苦しみのように思えて
新しい時代の幕開けのようにわくわくしてきませんか?
最後まで読んでくださり
ありがとうございました
◇参考文献
現代人のためのヨーガ・スートラ
グレゴール・メーレ著
ガイアブックス発行
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