過剰適応していませんか?
太陽が強さを増す季節の過ごし方
夏至へ向けて
日に日に太陽が強さを増していきますね
太陽は目標へ向かって
私たちにエネルギーを呼び起こしてくれる存在
月は私たちの意識を内へ向けさせて
体や心の奥深く
無意識の領域との対話をうながしてくれる存在
高い目標へ向かう態度が<陽>なら
自分の内側へ向き合う態度は<陰>
この陰陽の絶妙なバランスを保つことが
心身を健やかに、自分らしく生きる秘訣
月ヨガテラスのヨガセラピーは
陰陽の統合をめざして
自己一致しながら前へ進むあなたを
あたたかく応援します
陽のエネルギーが強まってゆく季節だからこそ
陰の態度を忘れないで過ごしていきたいものですね
この春
新しい環境、新しい人間関係がスタートして
一日も早く馴染もうとして
エンジン全開で突っ走っているあなた
一度立ち止まってみませんか
前ばかりみて
自分自身を置き去りにしている状態を
<過剰適応>と言います
ときには夜の月を静かに見上げ
自分自身の肉体と心との深い対話を
大切にしてください
…………………………
<過剰適応>とは
社会や人などに過剰に適応しようと
頑張り過ぎてしまうこと
職場への過剰適応
役割への過剰適応
人間関係への過剰適応
目標への過剰適応
<自分らしさ>という思い込みへの過剰適応
いろいろですね…
過剰適応を起こしやすいタイプとして
真面目
仕事中毒
模範的
頑張り屋
人から頼まれるといやと言えない
自己犠牲的
良い子と言われる性格
などが知られています
ちょっと自分を振り返ってみてください
呼吸が浅くなったり、乱れていませんか
自律神経は交感神経(戦いモード)優位でアクセルふみっぱなし
肉体は過緊張、神経過敏になっていませんか
こうした状態が長く続くことによって
生体のバランス(ホメオスタシス)が乱れ
血圧の上昇 → 高血圧
血糖値の上昇 →糖尿病
筋肉や関節の硬化 →腰痛や関節炎など
酸性物質分泌過多 →内臓の不調
などを招きます
症状は人によってさまざま
過剰適応状態は呼吸や自律神経を通して
肉体へと重く染みわたり
不定愁訴や心身症へとつながっていきます
競争の激しい現代
だれにでも起こり得る状態です
かくいう私も若いころから過剰適応タイプでした
中学生で自律神経失調症
典型的な仕事人間だった20代は
激しい偏頭痛でのたうちまわり
痛みや予期不安で会社へ行けなくなり…
周囲の要求や期待に応え続けると
自分自身の肉体の感覚への気づきに乏しく
感覚がマヒしてしまうこともあります
これを<失体感>といいます
肉体の感覚を無視し続けているうちに
自分の感情にも気づきにくくなって
イライラ、モヤモヤといった精神的葛藤を自覚できない状態
<失感情>におちいっていきます
自分の状態にまったく気づかないまま
自分を置き去りにしたまま
周囲に合わせてばかりいる状態
こわいですね…
この<過剰適応>から脱するために
ヨガセラピーはとても効果的です
呼吸法によって自律神経へアクセスし
戦いモードの交感神経から
リラックスモードの副交感神経へ切り替えて
肉体への緊張と弛緩を繰り返すアーサナによって
自律神経を整えて
ホメオスタシスを本来の調和的な中庸へと
戻していきます
自律神経のバランスが整うということは
陰と陽のバランスが整うということ
そのとき、心も身体も安らかに
その人らしい輝きがあらわれてきます
自律神経みだし屋さんだったわたしが
病気知らず、不調知らずに生まれ変われたのは
ヨガセラピーのおかげ
太陽とも、月とも大のなかよしになって
太陽礼拝も
ムーンサイクルヨガも
陰陽を整える大切なひとときです
最後まで読んでくださり
ありがとうございました
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