doing(どうするか)より
being(どうあるか)
ヨガ的視点からみて大切なのは
どんな仕事をしているか?
どちらを選択すればよいか?
という<do>よりも
どんな態度で仕事に向き合っているか
どんな心で人生の方向性や選択に向き合っているか
という<be>をみがいていくこと
実はマットのうえでやっていることと
人生への向き合い方は
まったく同じなんです
ヨガセラピーは
ポーズの完成をめざしません
ポーズの<形/do>はささいなことに過ぎません
むしろ
ゆったりと長く吐く呼吸への集中と
肉体への刺激(緊張)と解放(弛緩)で心地よさを味わい
緊張を解放したあとの
肉体の微細な感覚変化に意識を向けて
普段は気づかない感覚や感情に気づくこと
心の波を静め、安らかさにとどまること
ヨガをしているときの<心のあり方/be>がポイント
目を閉じて、ここに全集中していきます
きれいにポーズを決めたい!
だれもできないポーズを早くマスターしたい!
そんな焦りや渇望を秘め
頑張りすぎてしまって
呼吸が止まったり乱れたりするのはNG!
深い呼吸をキープしながら
自分の肉体の<心地よさ>を基準に動きを調整し
<ゆだねる>意識で
静かで安らかなヨガを行えるようになると
日常生活でも
自分を客観視する力が身について
心安らかに
周囲の出来事や他人に乱されない
強さとしなやかさが身についてくる不思議
人生においても
自分で自分を俯瞰する<メタ認知力>を駆使しながら
いつも自分を大切に
求め過ぎない、満ち足りた心で
自分らしく輝けるような変容が訪れます
そう
ヨガマットで行っていることは
人生という冒険をどう生き抜いていくかの
練習なんです
まさに、<自己変容のためのヨガセラピー>
…………………………
「アーサナは安定していて、なおかつゆったりしたものでなければならない」
「アーサナの確立は、努力がやみ、無限への瞑想によって得られる」
「アーサナにおいて、相反して対となるものに攻撃を受けることがなくなる」
ヨーガ・スートラ 2章 46節〜48節
月ヨガテラスにきてくださるクライアントさんたちは
人生の転機にさしかかり
深い悩みや迷いを抱えている方もいらっしゃいますが
<ヨガですぐ答えがえられる>
ということではないことを
自然に理解されていらっしゃいます
ヨガで<being>をみがきながら
心の波を静め、透明な心に近づいていくと
<本当の自分の望み>に気づき
恐れを手放し、強さを思い出し
心の内から自然に答えが湧いてくるようです
仕事や人間関係への向き合い方(be)を変えながら続ける人
生活や仕事へ向けるエネルギーバランスを革命的に変える人
重たいものを手放したら、今の居場所にいる意味が見いだせなくなって潔く場を移す人
現状に見切りをつけて新たな旅立ちを模索する人
さまざまですね
答えは常に、自分の中に
…………………………
ひとりひとりのタイミングで
自己不一致から自己一致へ
安らかな自分でいられる選択を
清々しく(すがすがしく)決断していけるようになります
この清々しさが
クリアになった心のあかし
ここからが人生という航海のはじまり
与えられた全生命力を生き生きと躍動させ
与えられる試練に精一杯挑戦して
自分らしく<一瞬のきらめき>を美しく花開かせて
その<生きざま>が
すべての生命たちに
力強いメッセージと勇気を残します
旅立ちに乾杯!
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