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執筆者の写真おかもと まきこ

月ヨガだより №22



doing(どうするか)より

   being(どうあるか)


ヨガ的視点からみて大切なのは


どんな仕事をしているか?

どちらを選択すればよいか?


という<do>よりも


どんな態度で仕事に向き合っているか

どんな心で人生の方向性や選択に向き合っているか


という<be>をみがいていくこと


実はマットのうえでやっていることと

人生への向き合い方は

まったく同じなんです


ヨガセラピーは

ポーズの完成をめざしません

ポーズの<形/do>はささいなことに過ぎません


むしろ

ゆったりと長く吐く呼吸への集中と

肉体への刺激(緊張)と解放(弛緩)で心地よさを味わい

緊張を解放したあとの

肉体の微細な感覚変化に意識を向けて

普段は気づかない感覚や感情に気づくこと

心の波を静め、安らかさにとどまること


ヨガをしているときの<心のあり方/be>がポイント

目を閉じて、ここに全集中していきます


きれいにポーズを決めたい!

だれもできないポーズを早くマスターしたい!


そんな焦りや渇望を秘め

頑張りすぎてしまって

呼吸が止まったり乱れたりするのはNG!


深い呼吸をキープしながら

自分の肉体の<心地よさ>を基準に動きを調整し

<ゆだねる>意識で

静かで安らかなヨガを行えるようになると


日常生活でも

自分を客観視する力が身について

心安らかに

周囲の出来事や他人に乱されない

強さとしなやかさが身についてくる不思議


人生においても

自分で自分を俯瞰する<メタ認知力>を駆使しながら

いつも自分を大切に

求め過ぎない、満ち足りた心で

自分らしく輝けるような変容が訪れます


そう

ヨガマットで行っていることは

人生という冒険をどう生き抜いていくかの

練習なんです


まさに、<自己変容のためのヨガセラピー>


…………………………


「アーサナは安定していて、なおかつゆったりしたものでなければならない」


「アーサナの確立は、努力がやみ、無限への瞑想によって得られる」


「アーサナにおいて、相反して対となるものに攻撃を受けることがなくなる」

       ヨーガ・スートラ 2章 46節〜48節


月ヨガテラスにきてくださるクライアントさんたちは

人生の転機にさしかかり

深い悩みや迷いを抱えている方もいらっしゃいますが


<ヨガですぐ答えがえられる>

ということではないことを

自然に理解されていらっしゃいます


ヨガで<being>をみがきながら

心の波を静め、透明な心に近づいていくと

<本当の自分の望み>に気づき

恐れを手放し、強さを思い出し

心の内から自然に答えが湧いてくるようです


仕事や人間関係への向き合い方(be)を変えながら続ける人

生活や仕事へ向けるエネルギーバランスを革命的に変える人

重たいものを手放したら、今の居場所にいる意味が見いだせなくなって潔く場を移す人

現状に見切りをつけて新たな旅立ちを模索する人


さまざまですね

答えは常に、自分の中に


…………………………


ひとりひとりのタイミングで

自己不一致から自己一致へ

安らかな自分でいられる選択を

清々しく(すがすがしく)決断していけるようになります


この清々しさが

クリアになった心のあかし


ここからが人生という航海のはじまり


与えられた全生命力を生き生きと躍動させ

与えられる試練に精一杯挑戦して

自分らしく<一瞬のきらめき>を美しく花開かせて


その<生きざま>が

すべての生命たちに

力強いメッセージと勇気を残します


旅立ちに乾杯!


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