月のしずくが下りて
心にうまれた小さなタネ
月日は流れ
月の満ち欠けが心のよどみを流し
太陽の光が変化と力をうんでゆく
悲しみの果てに
夢を語りだしたあなたへ
あなたの心におりた一滴の月のしずく
月との出逢いで
内なる心とのつながりにめざめ
月のしずくが生んだ小さなタネが
太陽のエネルギーで芽吹いていきます
陰と陽が織りなす生命の躍動
ムーンサイクルヨガで
心の内に意識を向け
チャンドラ・ベーダナで深い呼吸を思いだし
月の経絡を刺激して自律神経をととのえ
身体の緊張を解放して
心の<枷 カセ>をゆるめていくと
本来の生命エネルギーが冬の雪解けのように
よみがえってきます
春を迎えた心身には、太陽礼拝がぴったり
百名ビーチでの夜明けの瞑想&朝ヨガ
勇気をだして、申し込んできてくれてありがとう
一緒に大空のもとで自分を解放して
自由と安らぎを味わっていこうね
すべてに満ちる透明な光に自我を溶かし
太陽の活力、強さ、豊かさで
自分を満たしていきましょう
あなたの夢が自分らしく芽吹いていく姿
愛おしく見守っているよ
<心の安定は
悲しみを超えた輝く光を知覚することでも得られる>
ヨーガ・スートラ 1章36節
…………………………
我が家の裏庭にも春が来ました
6年前に地植えしたシークワーサーが
やっと花をつけて
気がつくと満開
小さく可憐な白い花は
まるで月の光のよう
ミツバチが群がっています
去年はダメだったミニトマトも
なぜか大豊作
コーヒーの木も
初めて赤い実をつけました
お庭は<心>を反映しますね
かなり前
荒れ放題だった時期は除草剤まで使い
草も生えない死にかけた土に
イシクラゲという奇妙な生物が大繁殖し
青ざめたこともあります
あの頃のわたしの心は
激質(ラジャス)と暗質(タマス)を行ったりきたり
焦燥感や貪欲さのラジャス
投げやりで怠惰なタマス
生命本来の姿とかけ離れていたのです
ヨガで純質(サットヴァ)が高まってゆくと
心は透明に、安らかに、静けさをおびて
お庭との関係も変化しました
桜やトネリコが風に揺れる姿
鳥の声、土の匂い
目を閉じて、自然のリズムに満たされる日々
そんなお庭に、3月1日
一滴の月のしずくが下りてきました
小さな小さな夢のタネ
この日はヨガの主神シヴァ神が
宇宙の創造、維持、破壊のダンスを踊ったとされる
マハ―・シヴァラートリーの祝日(インド)
シヴァが躍るとき
世界はプラクリティの力でエネルギッシュに動き出す
破壊と再生の神であるシヴァのダンスは
世界とわたしたちに<変化>を促します
そんな日に、心におりた一粒のタネ
どうなっていくんでしょうね
わくわくする春の日
最後まで読んでくださり
ありがとうございました
Comments