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あなたのヌチグスイ(命の薬)は?

更新日:2021年5月3日

 沖縄には、「命の薬」と書いて、「ヌチグスイ」という言葉があります。

 久しぶりに、大好きな「笑味の店」(大宜味村)へ行ってきました。

 「まかちくみそぅれ」というおまかせランチ(写真)は、私のヌチグスイ。数年前、〝働き過ぎ″で身体を壊し、エネルギーが枯れきってしまった私に、この「まかちくみそぅれ」が元気を注いでくれました。毎週のように通った時期もあったなぁ。大宜味特産のシークワーサージュースも、酸味と苦味がほどよい天然の味を楽しめておすすめ。食前に出されるサービスの月桃茶は、匂い立つ香りが脳を目覚めさせてくれます。

 ニガナ、フーチーバー、ハンダマ…。近所のおばぁたちが畑で育ている島野菜を、店主の笑子さんが心をこめた手料理でふるまっている、飾らない小さなお店。とにかく美味しいのと、獲れたて野菜のみずみずしい生命が注がれて身体が素直に喜ぶので、沖縄にお越しの際は、ぜひ一度、足を運んでみてください。

 前日までの予約が必要です。

 前は予約がいらなかったのですが、観光客も多いので、お店がとても混む日と、そうでない日との落差があり、食物の廃棄を防ぐために、また、お客さんとゆっくり関わりを持ちたい思いから、完全予約制にしたようです。おばぁたちの野菜を、無駄にしたくなかったんですね。

 若い頃に栄養士として働いていた笑子さんは、大宜味にお嫁に来たとき、この地域のおばぁたちの島野菜を工夫して料理したい気持ちが心にあふれ、<土や海とともに暮らしのリズムや生きる知恵を伝え残したい>との思いから、1990年に「笑味の店」をオープンしたそうです。

 この日も、開店直前、お味噌汁に入れるハンダマを畑で摘む笑子さんの姿がありました。  摘んだのは、小さなザルに一杯だけ。ゴールデンウィークですが、大量消費を見込んで大量生産し、大量廃棄…という利益優先のビジネススタイルとはほど遠い、「野菜は無駄にせず、丁寧に対応できるお客さんの分だけ用意する」という笑子さんのポリシーに共感します。

 「まかちくみそぅれ」には、そんな笑子さんの想いと愛がつまっているから、人を癒す力が大きいのですね。


 月ヨガテラスがお世話になっている薬局「えぱーわーな〜」さんのコンセプトも「ヌチグスイ」。一見、薬局には見えない、不思議な温かさに包まれた場です。

 周りに畑が広がり、光と風が通り抜け、鳥や虫の音が響くこの空間は、ヨガや瞑想には最適の場所。この〝場″が持つ力は、大きいです。

 ここ「自由空間Epa」について、えぱーわーな〜さんは、「あなたのヌチグスイを育む場所になりますように。ヌチグスイとは、沖縄の方言で命の薬と訳されますが、もっと心にしみる言葉で、生きがい、生きる糧にも通じる言葉です」と語ります。

 ヌチグスイという言葉の奥深さを感じました。

 ヨガをする場として、″ヌチグスイを育む″素晴らしい場所に出会えたことを、心から感謝しています。










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